家庭教師・個別指導塾・集団指導塾の先生の定着率を比較

※この記事は前回の「家庭教師・個別指導塾・集団指導塾の比較表」で掲載した先生の定着率に関する項目(No.13)の評価理由について解説したページです。 まだ読まれていない方は是非そちらからお先にどうぞ。

No13. 先生が頻繁に辞めない(=定着率が高い)

・家庭教師(◎)

家庭教師は学生の先生も多いですが、比較的時給が高いこともありそう簡単には辞めたりしないでしょう。また教員を目指しながら家庭教師をしているという人も多いので、意識は高い方だと思います。

1対1で指導するので先生も自分の実力が試されるわけですし、おごりという意味ではありませんが「自分が育てているんだ!」という気持ちも強くなります。そうなると自然と情が深くなり、途中で見捨てるなんてこと簡単にはできません。ある一定の目標までは一緒に取り組む家庭教師が比較的多いと思います。よって評価は(◎)です。

・個別指導塾(×)

個別指導塾の場合はちょっと深刻かもしれません。個別指導塾はチェーン展開されている塾が多く、そのためビジネス思考が強い傾向にあります。経営者が教育にあまり関心がない、あるいはド素人というケースもあるようです。

ビジネス思考が強いため人件費を安く抑えようと、講師をほとんど学生でまかなう塾が多く、そして彼らが頻繁に辞めてしまうという事が近年問題(課題)になっています。もちろん責任感もなく、怠けることばかり考える講師が辞めていったり、あるいはクビになることも原因の一つかもしれません。

しかし頑張っている有能な講師まで辞めていくのは、待遇やお給料の面で不満を抱かせる塾が多いのが原因のようですね。一見、個別指導塾のお給料は高いように思われますが、実際は無給で授業以外の仕事もさせられることが多く、時給計算すると300円程度になる塾もあるようです。生徒や親からは見えない過酷な現状もあるんです。

授業中に遊ぶ生徒達他にも、ビジネス思考が強すぎて利益ばかりに目がくらんで、「親が行けっていうから来てやってるだ!」という精神的に未熟な生徒ばかりを集めている塾も多いです。そのような生徒は塾に来て勉強するわけでもなく、携帯をいじったり、ゲームをしたり、歩き回って他人の邪魔をしたりします。

いくら「生徒=お客」という一面はあったとしても塾は勉強をする場であって、学校のように勉強以外の事を教育する場ではありません。そういった生徒ばかりを集める個別指導塾はすでに塾としての体を成していませんから、講師の指導意欲が薄れていくのも無理はありません。

また、個別指導塾の場合は家庭教師ほどは情が深まり難い(心情的に親身になり難い)でんですね。というのも、個別指導塾は家庭教師ほど生徒と1対1で接する時間がないので、家庭教師ほどの深い信頼関係を築くのは困難なのです。そうなると当然、、講師も「自分の生徒」という意識が強くならないため、やりがいを感じられずどんどん辞めていってしまうのです。よって個別指導塾の場合、「先生が頻繁になめない」という評価については(×)ということになります。

プロが集まった個別指導塾や質の高い個別指導塾なら講師が頻繁に変わらないような努力をしている場合が多いです。

・集団指導塾(△)

可もなく不可もなくというのが私の印象です。講師の定着率は本当に塾の経営方針次第です。講師への待遇が悪かったり、生徒への指導方針が悪かったり、「親が行けっていうから来てやってるだ!」という精神的に未熟な生徒ばかりを集めている塾だと有能は講師はどんどん辞めていきます。逆に待遇も良く、生徒への指導方針も生徒のためになるよう考えられている塾であれば、有能な講師がどんどん集まってきます。よって評価は(△)です。

ちょっとここで私の経験談
ちなみに私が塾の講師を辞めたのも、無給で働かされたり、自分の車で1時間以上かけて遠くの教室に指導に行ってもありえない額の交通費しか出してもらえなかったり、指導方針が「生徒の点数・成績UP」ではなく「いかに生徒に好かれ親にゴマをすれるか」というのが実質でした。ですから、生徒が授業を妨害しようが絶対に注意してはいけなかったんです。注意したら逆に講師が塾長に怒られていました。

塾長の本音は「金のためなら生徒が遊ぼうが、他人の邪魔をしようが、何年間も成績が上がらなかろうが構わない!とにかく生徒にも親にもゴマをすってすりまくれ!だってこの学校の近くには塾はうちしかないんだから成績が上がらなくても生徒と親の機嫌さえ損ねなければ通ってくれるんだよ!」といったところです。そんな劣悪な塾でした。友人の頼みで引き受けた案件でしたが、実情を知ってしまった以上、講師を続けるわけにはいきませんでした。

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