良い家庭教師の2つの絶対条件とは?

「良い家庭教師」の注意点

まずはじめに注意してほしいのは、良い家庭教師とは生徒一人ひとりによって違うということです。

あなたにとって良い家庭教師でも、他人にとっては悪い家庭教師にもなり得ます。

理由はこれから説明します。

良い家庭教師の2つの絶対条件とは?

良い家庭教師、優秀な家庭教師とは、“その生徒に対して”成果を出してあげられる家庭教師のことです。

成果を出してあげるためには以下の条件が絶対です。

  • 教える技術が備わっている
  • その生徒との相性が合う

この2つが良い家庭教師、優秀な家庭教師の絶対条件です。

教える技術だけあれば良いんじゃないの?と思うかもしれませんが、教える技術が欠けても相性が欠けてもいけません。この2つが揃ってはじめて“その生徒にとって”の「良い家庭教師」になります。

もう少し細かく説明します。

良い家庭教師の必須条件①:教える技術

まず良い悪いに関係なく家庭教師の条件に必須なのが「教える技術」です。

他人に教える仕事なので教える技術がなければ何もできません。

「教える技術」に関しては、その家庭教師のこれまでの指導実績を見ればある程度は判断ができます。

ただし自分に合っている指導法なのかはまた別なので、体験授業かあるいはしばらく指導を受け続けてみてから判断するようにしましょう。

そして「教える技術」は学歴では手に入りません。自分が理解し、さらに他人に教える経験を積まないとこの技術は養えません。

私も教えることを何度も何度も繰り返しましたし、研究も何度もしました。

そのおかげで成果が表れるようになり、生徒と親御さんから信頼を勝ち取ることができました。

それからは口コミが広がり、最終的には受験にも全員合格させることができました。

私は人に教えることが好きな性格で、契約した指導時間はあまり気にせず時間の許す限り一生懸命指導してきたのも、信頼や成果に繋がったと思いますが、それでも最低限は教える技術があったからです。

そうでないと流石に全員を受験合格させるなんて無理ですからね。

しかし残念ながら途中で契約を解除した生徒も何人かいます。

それはやはり家庭教師には教え方が上手いだけでは、生徒の学力を上げることはできないからです。

良い家庭教師の必須条件②:相性の重要性

学校の先生だけでなく社会人になっても人との相性というものはありますよね。

家庭教師というのは基本マンツーマンで数時間を毎週過ごすわけですから、相性が非常に重要です。

相性が合わないといくら教え方が上手くても、家庭教師の声は生徒の耳に入ってきません。

教える技術は最低限必要ですが、相性と両方が備わってはじめて“あなたにとって”良い家庭教師であるといえます。

しかし自分にとって良い家庭教師でも、他の生徒にとって良い家庭教師かはまた別です。

あくまでも“あなたにとって”の良い家庭教師です。

相性は生まれ持ったものなので、こればっかりは鍛えようがありません。

なので家庭教師を選ぶ際は指導力だけでなく相性も必ず確認して下さい。

家庭教師選びでは教える技術だけでなく相性も重量な要素だからこそ、どちらか一方でも合わない場合は家庭教師を変更しましょう。

家庭教師の変更は、先生に遠慮することはありません。良い家庭教師に出会るまで何度でも変更して下さい。

だから家庭教師の変更は何度でも無料という派遣業者が多いんです。

「何度でも変更していいから相性の合う家庭教師を見つけてほしい」という意思の表れでもあります。そうした方が長く続けてもらえるので、業者側からしてもメリットになりますからね。

あなたも家庭教師派遣業者を選ぶ際は必ず家庭教師の変更が無料のところを選びましょう。

そして「教える技術(指導力)」だけでなく「相性」も必ず確認しましょう。

良い家庭教師を選ぶ時の注意点

学歴だけで家庭教師を選んではいけない

よく東大の家庭教師が良い、京大の家庭教師良い、医学部生が良いという意見がありますがはたしてそうでしょうか?

勉強する能力と教える能力は全く別のものです。

例えばTVで何かの専門家(先生)が一生懸命説明しても、周囲は理解できないため司会者が「先生、つまりこういうことですか?」という風に噛み砕いて分かりやすい解説に導く場面がよくありますよね。

これが自分が理解する能力と、他人に教える能力の違いです。

この場合、良い家庭教師とは司会者のような噛み砕いて説明できる能力のことです。

「今でしょ」で有名になった林修先生みたいに両方できる方もいますが、そんなに多くはないです。

なので学歴だけで家庭教師を選ぶと「頭はいいけど何言ってるか分からない」、つまりお金の無駄になりかねないので止めましょう。

あくまでもあなたにとって教え方が上手いか、そして相性が合うかで判断して下さい。

どちから一方でも合わないと感じれば、即家庭教師は変更です。

料金の安さだけで選ぶと結局、高く付く

家庭教師は基本的に長く続ける事が多いので、料金は安い方が良いですよね。それは当然のことです。

でも、安さばかりに注目して家庭教師を選ぶと良い家庭教師とは巡り会えないかもしれません。

家庭教師に限らず、もしあなたが働くなら、お給料の高いところと安いところどちらで働きたいですか?

お給料も安いのに気持ちも込めてお客のために一生懸命働けますか?

お給料が高ければそれに見合った働きをする人は多いはずです。少なくともお給料が高い方が、安月給の会社よりは能力の高い人が集まるでしょう。

家庭教師業界も同じです。時給は高い方が良いに決まっています。

ただし、単純に高ければ良いわけでもなく、高すぎるとお客は来ません。そうなると時給は高くても働く時間が少ないので、結局お給料は低くなります。

また相場を大幅に超えて授業料が高い場合はぼったくり業者の可能性があります。

家庭教師業界は、家庭教師の事を全く知らないというご家庭の足元を見て商売をする業者が多いです。高額教材販売が良い例です。

そういった業者が、家庭教師に高い時給を払っているとは到底思えません。

派遣業者の中には家庭教師の時給を掲載したり、待遇について公表している業者があります。そういった業者は家庭教師を大切にしているので、良い家庭教師が集まりやすいです。

とくにプロ家庭教師は長年、家庭教師の仕事をしているので、待遇の良い業者に集まるでしょう。

このように料金の安さばかりに注目して家庭教師を選んでいると、結局は成果の出せない家庭教師に当たる可能性が高くなってしまいます。そうなるとお金も無駄になってしまいます。

なので家庭教師を選ぶ際は、家庭教師も大事にしていて料金も相場前後(適正料金)の派遣業者がおすすめです。

この記事を書いた人

指導歴6年の元家庭教師。運動も大好きでスポーツの家庭教師も4年ほど経験。趣味はマラソン、筋トレ、バスケ、サッカー、フットサル、散歩、読書、調べ物など。高校受験時に家庭教師を利用した際に高額教材販売にひっかかり中高6年間分180万円を支払う。しかも教材は使用済みというオチ。当時は受験間近で精神的余裕がなく泣寝入りしたという辛い過去を持つ。他の子供達やご家庭にはそんな辛い経験をさせたくない、経験者目線で賢い家庭教師の選び方を広めようとの思いで、この「賢者の選択」を立ち上げる。

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