個別指導塾で成績が上がらない原因:自分に何が必要か分かってない

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皆さんは「個別指導塾に通っていたけど成績が上がらなかった」なんて経験はありませんか?

あるいはそんな経験をした人が回りにいませんか?

そういう人たちは大きく分けて三通りあるということは初回でお話ししましたね。

  • 生徒が努力しなかったケース
  • 個別指導塾の選び方が間違っていたケース
  • 自分に何が必要か分かっていなかったケース

その中で今回お話しするのは「そもそも自分に何が必要か分かっていなかったケース」です。

個別指導塾に通う前に自分の実力を知ることが重要!

「そもそも自分に何が必要か分かっていなかったケース」

これは自分の今の実力や目標を達成するまでに何が必要かを理解・整理できていないうちに個別指導塾に通い始めたケースです。ゴールだけ決めても、現在地を知らずに出発すれば道に迷うのは当然のことです。

例を見てみるとよくわかります。

志望校に合格する生徒と不合格の生徒の違い

ある夏休み、偏差値が50くらいの似たレベルの受験生A君とB君いました。

二人とも偏差値60の同じZ高校にいきたいとします。

A君はいくつかの模擬試験を受けて自分の偏差値も細かく把握し、苦手な教科だけでなく苦手な範囲まで徹底的に分析し、今の自分には何が必要かを明確に理解できています。

なのでA君は

A君
A君

苦手な教科は理科と数学と英語、その中でも理科は○○と××の範囲、数学は○○と××が理解できてないな。英語はほとんど全範囲で不安だな。全部で3教科、範囲で言うと苦手な項目は80項目くらいあるなぁ。

A君
A君

これじゃ質問したい箇所が結構あるから、今の自分には質問したい時に質問できる環境が必要だな!1:3とかの個別指導塾は質問したい時に先生がそばにいないっていうから、いつでも質問ができる1:1か1:2の個別指導塾がいいかな。それか家庭教師もいいな。

と自己分析し、その後色々な個別指導塾や家庭教師の体験授業を受けてみて、最終的に受験まで時間がないということで家庭教師を付けることにしました。

一方B君はというと、ただ漠然と「Z高校にいきたい!」というだけで具体的な現状把握の行動はしていませんでした。

ですから自分の偏差値はおろか、苦手な教科や苦手な範囲(項目)も把握できていません。自分は得意だと思っていても実際は解けないとか、逆に苦手だと思っていたけど案外解けるなんてことはよくあるので、B君はまだ本当の自分の実力を理解できていないのです。

なのでB君は

B君
B君

苦手な教科は何かな~?ん~よくわかんないや。でもZ高校には行きたいからとりあえず塾には通うか家庭教師付けるかしなきゃな~。でもどこの塾や家庭教師が良いのか分かんないんだよな。

B君
B君

あ!そういえば確かクラスのC君やDちゃんEちゃんがあの個別指導塾が良いって言ってたよなぁ。CMもやってるくらい有名だし、評判も良いし。・・・よし!あそこにしよう!

と決断し、C君やDちゃんEちゃんが通う個別指導塾に自分も通うことにしました。

同じ偏差値、同じ目標でも、「自分の実力や目標を達成するためには何が必要なのか」を知っているのと知らないのでは天と地ほどの差があります。

B君は志望校には受からない

想像はつくと思いますが、このままいけばB君はZ高校には受かりません。

塾でも学校でも三者面談などで志望校の偏差値を下げて、自分が行きたい高校ではなく“自分が行ける高校”に受験するよう促されます。

それを無視してZ高校に受験したとしても、時既に遅し、受かることはまずないでしょう。

目標を達成するためには、まず今の実力を分析し、必要な手段を明確にしなければなりません。それをしないままスタートしても非効率的です。目標が高ければ高いほど、この作業が重要になってきます。

もしあなたがB君のように何も考えずにただ単にC君やDちゃんEちゃんが通っているからというだけで個別指導塾に通おうとしているなら、「個別指導塾に通っても成績が上がらなかった人」の仲間入りをするだけです。

そうなりたくなければ、A君のように今の自分には何が必要なのかを十分に分析し理解した上で、個別指導塾が適しているなら個別指導塾に通いましょう。

もし家庭教師の方が適しているなら、迷わず家庭教師を付けるべきです。そしてどの個別指導塾(or家庭教師業者)が自分に適しているのかもしっかり吟味することが大切です。

どの個別指導塾にするかを選ぶ前に、あるいは個別指導塾か家庭教師かを決める前に、まずは今の自分には何が必要なのかをしっかり分析し、きちんと把握してからにしましょう。

それが目標達成への近道です。

アドバイス

個別指導塾か家庭教師かで迷った場合は、質問を多くしたいのかそれとも質問することは少ないのかでたいていは判断することができます。

要は授業中、先生に長い時間指導してほしいのか、それとも多少は指導時間が短くなってもいいのかということです。

個別指導塾か家庭教師かで迷っている方はこちらに詳しいことが書かれているので、参考にしてみて下さい。

もうすでに個別指導塾か家庭教師か決まっている方はこちら。

おすすめ個別指導塾

個別指導のコーチ学習塾


おすすめ家庭教師業者

家庭教師ノーバス

インターネット家庭教師ネッティー

この記事を書いた人

指導歴6年の元家庭教師。運動も大好きでスポーツの家庭教師も4年ほど経験。趣味はマラソン、筋トレ、バスケ、サッカー、フットサル、散歩、読書、調べ物など。高校受験時に家庭教師を利用した際に高額教材販売にひっかかり中高6年間分180万円を支払う。しかも教材は使用済みというオチ。当時は受験間近で精神的余裕がなく泣寝入りしたという辛い過去を持つ。他の子供達やご家庭にはそんな辛い経験をさせたくない、経験者目線で賢い家庭教師の選び方を広めようとの思いで、この「賢者の選択」を立ち上げる。

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