個別指導塾で成績が上がらない原因:生徒が努力しない

皆さんは「個別指導塾に通っていたけど成績が上がらなかった」なんて経験はありませんか?

あるいはそんな経験をした人が回りにいませんか?

そういう人たちは大きく分けて三通りいます。

  • 生徒が努力しなかったケース
  • 個別指導塾の選び方が間違っていたケース
  • 自分に何が必要か分かっていなかったケース

このお話しは全部で三回に分けて詳しくお話ししていこうと思います。

まず初回は「そもそも自分が努力せずに終わったケース」についてお話したいと思います。

個別指導でも自分の努力が一番重要

「そもそも自分が努力せずに終わったケース」、これはいくら集団指導塾とは違い個別指導だからといって、こればっかりは塾側はどうしようもありません。

塾で勉強するのは当然の事ですが、塾以外でも勉強しないと頭は良くなりません。

プロを目指す野球少年が週に3~4時間しかない野球教室だけで練習して、それ以外の時間は練習はしなければまずプロにはなれません。

私の生徒にもプロサッカー選手を目指す生徒がいましたが、朝は5~6時におきて自主トレをし、学校が終わればクラブチームの練習へ行き、夜は学校の宿題や自習をしたり、塾に通っていました。

クラブチームの練習が休みの日は、外が暗くなるまで自主トレをしていました。これらに加えて連休は遠征も頻繁に行っていますから大人顔負けの超ハードスケジュールです。

この生徒と話していても、ネガティブな発言が一切でてこないのです。苦しいとか、辞めたいとか、やりたくないとか一切言いません。表情からも全く感じ取れません。今の生活を楽しんでいるのが伝わってきました。

何度か私が「辞めたくないの?嫌にならないの?」と聞いたことがありますが、その生徒は「練習は疲れるとは思うけど、サッカー好きだから嫌だとは思わない」と答えていました。

この子は誰かにやらされてるという感覚ではなく、プロになりたいという気持ちが強く、それには勉強も大事だと思っているから長いことこの様な生活ができるんだなと思いましたね。

誰もがこの子の様にやれるわけではありませんが、どんな生徒でも基本は同じです。勉強のプロを目指せというわけではありませんが、自分の目標(例えば受験合格とか学校のテストで80点取るとか)を達成するためにそれなりの努力が必要です。

この生徒はそれを分かっていたのです。プロになるという目標を達成するためには「自分の実力では休んでなんていられない」そう思っているから自主トレも頑張るんです。

コーチからアドバイスやサポートは受けても、「大事なのは自分の努力」ということをわずか十代前半で理解しているのです。

個別指導塾はあくまでもサポート役

個別指導塾でも同じことがいえるんです。いくら個別に指導してくれるからといっても、講師はあくまでもサポート役です。講師が努力したからって生徒の頭が良くなるわけではありません。そこを勘違いしている生徒や親が結構います。

こういった人たちは「有名な塾に通ってるから!」「高いお金払ってるし!」なんて自分を納得させて、あたかも勉強しなくても頭が良くなるかのように思いこもうとしているんですよね。

そんな事ないと思う人もいるかもしれませんが、こういうケースは案外多いです。実は皆さん気づいてはいるんですよね。でも現実を受け入れるのが怖いんです。そして最悪なパターンは最終的に全て塾のせいにして自分たちは何も悪くなかったと自分を納得させようとします。

でも結局は本心では分かっているんです。生徒自身が勉強をしていないのが原因だということを。

これを受け入れない限り、どんな有名な個別指導塾に通おうが、どんな優秀な個別指導塾に通おうが親子ともども何も変わりません。

教育というのは家庭の問題ですし、気軽に相談できる場所がないのでそういう過った考え方にはしってしまうのは理解はできます。誰もがそうなってもおかしくないと思います。

学校の先生に「塾どこがいいですか?」なんてきけるわけでもないし、先生も答えられませんよね。

塾や家庭教師業者にきいたって、自分たちの都合の良いように言うのは目にみえています。企業ですから当然です。そうやって世の中のお父さんお母さんはお金を稼いでいるのですから。これは非難する対象ではありません。

この様にほとんど誰にも相談することもできないから、知名度や大金を払ってるといった実感しやすいもので判断しようとするのは人間の心理なので理解できます。

しかしそこで一旦踏みとどまって冷静になろうとするのも人間の心理です。もし一旦踏みとどまることができず、失敗した人は次回に活かせば良いので落胆することはありません。誰もが陥りそうなことですから。

もしあなたがこの様な過ちをおかしたくないなら、もし既におかしていまった人でも、自分の努力が一番重要!

個別指導塾であれ家庭教師であれ学校であれ、先生はあくまでもサポート役!

このことを肝に銘じて個別指導塾に通うなり家庭教師を付けるなりすれば大丈夫です!

そうでないと望んでいる成果はまずでません。そして大人になってから、結果が出せないことを他人のせいにする人間になりかねません。

あくまでも重要なのは自分の努力です。

まずこれを忘れないことが個別指導塾選びで大事なことです。

次回は「個別指導塾の選び方が間違っていたケース」についてお話したいと思います。

この記事を書いた人

指導歴6年の元家庭教師。運動も大好きでスポーツの家庭教師も4年ほど経験。趣味はマラソン、筋トレ、バスケ、サッカー、フットサル、散歩、読書、調べ物など。高校受験時に家庭教師を利用した際に高額教材販売にひっかかり中高6年間分180万円を支払う。しかも教材は使用済みというオチ。当時は受験間近で精神的余裕がなく泣寝入りしたという辛い過去を持つ。他の子供達やご家庭にはそんな辛い経験をさせたくない、経験者目線で賢い家庭教師の選び方を広めようとの思いで、この「賢者の選択」を立ち上げる。

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