家庭教師への不満…どう伝えたらいい?

宿題が多すぎて終わらない、態度に疑問点があるなど、家庭教師を頼んでいると、気になることがでてくることがありますよね。

「こんなこと言ってもいいのかしら…」とモヤモヤする親御さんも多いかと思われます。

今回は、家庭教師に対して不満があるときにどうしたらいいのか?をお伝えします。

合わせて伝える際のポイントも紹介しますので、家庭教師に対してモヤモヤする、気になることがある、という人はぜひ参考にしてみてください。

家庭教師への不満はすぐ言うべし

「まずはちょっと様子を見てから…」などと思いがちですが、授業の進め方やスケジュールなど、疑問があればすぐに先生に言うのがベストです。

モヤモヤを抱えたまま授業を受けていてもいいことは何もありませんし、何より様子を見ている間の授業料と時間がムダになってしまう可能性が大です。

集中して勉強するためにも、ちょっとでも疑問に思うことがあれば、それが不満へと成長する前に聞くようにしましょう。

基本的には直接家庭教師に言おう

進み具合が心配、志望校に対してどのような対策をしていくのかが気になるといった勉強面の内容は、できれば直接家庭教師の先生に言うようにしましょう。

なぜならば、生徒の勉強面について一番知っているのは家庭教師本人ですし、直接話したほうが正確にご家庭の考えが伝わるからです。目指すところやそのための方策をお互いに一致させておくことで、より効率よく勉強することにも繋がります。

もし、「それでも先生に直接は聞きづらい」と思うのであれば、今一度「本当にその先生でいいのか?」を考えてみましょう。

気分を害されそう、いつも忙しそうなど様々な理由はあるかと思いますが、結局のところその先生はきちんと生徒や親とコミュニケーションを取れておらず、信頼関係ができていない、ということです。

生徒の希望や実情を把握しておらず、独りよがりな授業をしている先生に、教わる意味はありますか?

言いにくいことは家庭教師業者を通して

とは言っても、世の中には直接本人には言いづらいこと、例えば「口が臭い」とか「遅刻が多い」「話し方が苦手」などもあります。何度不満を家庭教師に伝えても改善されない、という場合もあるでしょう。

そんなときこそ、家庭教師業者を活用する時です。家庭教師の個人契約はおすすめしない、と他記事でも触れられていますが、その理由の1つがこれです。

家庭教師派遣業者本体に連絡すれば、そちらから家庭教師に注意が行きますので、言いづらい内容や相手であっても心配ありません。もうこの先生はまっぴら、と思うのであればすぐに別の先生に変更することも可能です。

家庭教師への不満を伝える時のポイント

家庭教師に直接伝える場合

家庭教師本人へ不満を伝える際は、「あなたのことは信頼しているから、〇〇できないか」というスタンスで話すと、お互いに気持ちよく話が進むでしょう。

例えば、「宿題が多すぎるんですけど」と直接的に言うのではなく、「いつも夜10時過ぎまで宿題が終わらなくて、学校でも眠いみたいなんです。授業に集中できなくなってしまっては本末転倒なのでもっと早く寝かせたいのですが、宿題の量を調整してもらうことって可能ですか?」と理由とともにやんわりと伝えましょう。

なぜ気を使わねばならないのだ、と思われるかもしれませんが、トラブルを避けるためにも、先生を交代しないのであれば、お互いに気持ちよく話せるような関係性であることが大事です。

また、理由を添えることで思わぬ解決法が見つかることもあります(上記の例であれば、スケジューリングの見直しで解決する可能性もありますよね)。

業者に伝える場合

家庭教師派遣業者へ講師変更をお願いする時は、当たり障りのない理由ではなく、不満の内容を具体的にしっかりと伝えましょう。

そうすれば、同じようなタイプの先生が来ることはありませんし、次の先生も不満に思っていた点に気を使って授業します。

家庭教師への不満をなくしてさらなる成績アップへ!

よく「家庭教師は子供と相性が合う人を!」などと言いますが、完全に相性が合う先生というものはそうはいません。しかし、家庭教師を最大限に活用するには、家庭教師を付ける目的や、家庭での学習状況などを共有することは不可欠です。

ですから、疑問や不満があったときにすぐ質問できて、常に家庭と教師が情報や意見を共有できるような関係性になっておくことが重要となります。

「こんなこと言っていいのだろうか」と悩まず、どんどん先生や派遣業者へ質問して、自分の目的に向けて最短距離で到達できるようにしましょう。

この記事を書いた人

【元個別指導塾講師(4年)・元家庭教師(2年)】
個別指導塾講師として小学校低学年~中学受験、大学受験(歯学部受験を含む)を指導。家庭教師としては中高生の内申点対策を中心に受け持つ。現在は教育や子供関連を中心としたライターとして活躍中。

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