家庭教師を頼んでいて、「他教科も指導をお願いしたいな」と思うことはないでしょうか。
そんな時、今の慣れた先生に教わるのとそれぞれの教科のプロに教わるのと、どちらがいいか迷ったことはありませんか?
今回は家庭教師に他教科も頼みたい時、「同じ先生」と「違う先生」どちらがいいのかを解説します。
結論から言うと、「基礎的な内容であれば1人の家庭教師でOK」、「難しい内容、専門的な内容はその教科専門の家庭教師に依頼すべき」です。
それでは具体的に解説していきますね。
小学生~中学生の補習は1人の家庭教師に教わるのがオススメ!
基本的には学校の授業とは違い、家庭教師の場合はできる限り1人の先生に他教科も見てもらうことがオススメです。
それは以下の3つの理由からです。
- 子供への効果的なアプローチ方法がすでにわかっている
- 授業時間にムダがない(契約した時間内で、その時の状況に合わせて国語の指導時間を増やしたり、算数の指導時間を増やしたりと柔軟に対応できる)
- 宿題量の調節や学習スケジュールが立てやすい
小中の補習であれば内容としてさほど難しくありませんから、きちんとした家庭教師であればその程度の学力は全員が身につけています。
補習の場合はあえて2人の家庭教師に分けて教えてもらうメリットもあまりありません。
同じ家庭教師の授業数を増やせないなどの理由がなければ、できるだけ1人の先生に他教科も見てもらうようにしましょう。
1人の家庭教師に他教科も教わる際の注意点
他教科も指導してもらいたい場合、できれば同じ先生だとしても同時に授業コマ数を増やすようにしましょう。
というのも、今まで1科目に費やしていた時間が2科目に割り振られてしまうため、授業がどちらも中途半端になってしまう恐れがあるからです。
もし時間数を増やさないのであれば、疑問点をあらかじめまとめるなどして、今まで以上に効率よく時間を使う工夫が必要になってきます。
解き方チェックや内容解説してほしい「メイン教科」、と宿題を出してもらい、分からなかったところだけを聞く「サブ教科」を決めておくのもいいです。
試験前や夏休みなどの時間のある時にだけ「サブ教科」のコマ数を増やしたり、「メイン教科」の代わりに指導をお願いするのも賢い使い方です。
好きにスケジュールが組めるのも、同じ家庭教師に多教科の指導をお願いするからこその利点です。
高校受験~大学受験ならば別の家庭教師にする必要もある
高校受験以上になると勉強が難しくなってくることから、1人の先生では対応が難しいケースが多くなります。
その家庭教師が苦手とする科目でも、最低限の指導ができるなら意味がありますが、苦手すぎて解けないようだと話になりません。
また高校生からは理系と文系に分かれますし、選択科目も多くなるので、家庭教師の先生がその科目自体を学んだ事がないというケースも多いです。
ですから、それぞれの科目を得意とする先生に指導をお願いすべきです。
ただし先生と相談の上、指導可能な範囲で対応してもらうのは◎です。
特に基礎だけ押さえたい科目や暗記項目が多い社会系科目は、それだけで別の家庭教師を頼むと非効率的です。もし指導可能であればぜひ同じ家庭教師の先生にお願いしましょう。
つまり基礎や暗記系は対応可能なら同じ1人の家庭教師、より深く学ぶ必要がある科目は別の家庭教師、と使い分けるということです。
また、科目毎に違う家庭教師に習うとそれぞれの家庭教師の専門性が高くなるので、より学問的にディープな話が聞けるという利点もあります。
特にその学部学科を志望している生徒には、モチベーションアップになるでしょう。
1人目の先生とはまた違った視点を持っているので、より広い視野で志望校を探すことにも繋がります。
まとめ:賢く家庭教師を使って他教科の成績も上げよう!
家庭教師に他教科の指導も頼みたい時は、
●小学生~中学生の補習のような基礎や暗記系の指導ならば1人の家庭教師
●高校受験~大学受験などでより深く学ぶ必要があるなら、その科目を得意とする家庭教師
に教わるのがオススメです。
1人の家庭教師から他教科も習う時は、できれば指導コマ数を増やすことでより効果が期待できます。
そうでない場合は工夫することでカバーしていきましょう。
目的に合わせて家庭教師を使い分けることで、効率よく複数教科の成績が上がります。
自分はどちらのパターンなのかを考え、賢く家庭教師を使いましょう!
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