個別指導塾の説明会ですべき11個の質問
個別指導塾を検討されている方は必ず説明を聞きに塾へ足を運びましょう。資料請求や電話のやり取りだけで入塾を決めるのはあまりにも軽率です。
説明を聞く前に、どんなことを質問したらいいかを前もって整理しておくと、その個別指導塾がどのような塾なのか、自分に合っているのか、ある程度把握することができます。
入塾してみたら自分には合わなかった・・・、質が悪い塾だった・・・、なんてことは極力避けたいですよね。だったら下準備が大切です。
面談の行く前にはあらかじめ何を質問したらいいのかを整理しておきましょう。
数は全部で11個です。
- 自分の目的に合った指導が受けられるか
- 教育理念を持っているか
- 勧誘や広告・宣伝はしているか
- 親とのコミュニケーション
- どのようなレベルの生徒が通っているか
- 授業風景を見せてもらう
- 体験授業の有無と料金
- 明確な料金と支払い方法を確認する
- 担当の講師の詳細情報を確認する
- 講師の定着率は高いか
- 1人の講師で何人の生徒を担当するのか
それでは順番よく見ていきましょう。
質問1:自分の目的に合った指導が受けられるか
【質問の例】
・「今、○○中学を受験するために個別指導塾を探しています。○○中学の受験についてどのように指導していますか?また実績はありますか?」
・「近所の××中学校に通っています。テストの点数や成績を上げたいのですが、××中学校の指導はしていますか?また実績はありますか?」
・「今△△高校の2年生です。普段は□□塾(集団指導塾)に通っているのですが、どうしても物理と化学が伸びません。物理と化学だけの指導は可能ですか?あと、□□塾との併用は可能ですか?」
この例のように自分が何の目的で個別指導塾を探しているかを伝え、その目的が達成できる個別指導塾なのかを見極める必要があります。
これまでの実績はもちろん、同じ目的で通っている生徒がいるのかいないのか、いるならその具体的な指導方法やどのような成果をあげているのかもできるだけ詳しく聞いて下さい。
もし応えられない場合はその個別指導塾はやめておきましょう。また質問する際は目で確認することが大事なので、具体的なデータを資料として出してもらって下さい。
できればその資料のコピーももらいましょう。口だけなら営業トークが優れた人間であれば何とでも言えますからね。言葉だけを信じるのは少し危険です。
ただ単に「説明を聞いてたら良さそうだったから・・・」、「説明してくれた人が親切だったから・・・」なんて理由で入塾を決めるとお金も時間も労力も無駄に終わる可能性は大です。
質問2:教育理念を持っているか
教育理念とはその個別指導塾が良い塾かどうかを判断する上でとても役に立ちます。教育理念を持っているかどうかで、その個別指導塾が何のために運営されているかが見えてくるのです。
もし良い個別指導塾ならば、きちんとした教育理念を掲げ、講師や事務員など全ての人間にこれを徹底させているはずです。この教育理念の下に全員が一丸となって指導・運営に励んでいるはずです。
逆に質の低い個別指導塾は利益にばかり目がとられて、教育理念などは二の次、三の次です。教育理念が存在しない個別指導塾もあるでしょう。
教育理念を掲げていたとしても、建て前上掲げているところも多いです。そんな塾は何のために自分たちの塾が存在しているかすら考えていないでしょう。
教育理念について質問した際にもし教育理念が言えたとしても、資料をみながらだったり、自信がなさそうな返答ならばアウトです。おそらくその個別指導塾は教育理念があったとしても、建て前上のものであり、徹底して守られてはいない塾です。
質問3:勧誘や広告・宣伝はしているか
良い個別指導塾というのは実力も実績もあるので自然に生徒が集まってきます。ということは、訪問や電話などでの勧誘、広告や宣伝などをする必要がほとんどないわけです。
特に訪問や電話での勧誘は絶対しません。訪問や電話の勧誘にはアルバイトを雇って膨大な家庭に電話をかけたり、訪問営業をさせるのでかなりのコストがかかります。
元をとるためには契約を取らないといけませんので、教育重視ではなくどうしても利益重視、契約重視になるのです。
広告や宣伝に関しては、良い教育をより多くの生徒に受けさせたいという教育者としての思いから、規模を拡大するなどのために広告や宣伝をする個別指導塾も中にはあるかもしれません。なので、必ずしも広告や宣伝をしている個別指導塾は質が悪いとはいえません。
しかし、そういった例は極わずかだと考えた方が賢明です。良い個別指導塾が広告や宣伝をしている場合は、誇張された表現がなく、料金や実績も明確に記載し、体験談なども実名や出身校名できちんと明記されているはずです。
広告や宣伝をしている場合は、実際にチラシやパンフレットなどの実物資料をもらってじっくり中身を見てみて下さい。
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