中学受験生向け家庭教師の料金相場

この中学受験の家庭教師の料金相場は“感覚”ではなく、実際に派遣業者200社以上、個人3,000人以上調べて算出しています。

中学受験はその特殊性から家庭教師の料金も高くなりますが、質以上に高い料金を払っても合格させてくれるわけではありませんし、逆に安すぎてもきちんと指導してもらえるか不安ですよね。

無駄に費用を出すくらいなら、その分授業数を増やした方が合格に近づきます。

中学受験の家庭教師の料金相場を“感覚”ではなく、実際の数値をきちんと把握しておけば、その家庭教師の質が料金に見合うか費用対効果を測れます。

最後に60社前後の家庭教師業者の比較表も掲載しているので参考にしてください。

• 授業料
• 入会金
• 管理費
• オンライン指導の有無

などを載せています。高額教材販売業者は省いています。

中学受験生向け、家庭教師派遣業者の料金相場

全国の中学受験の家庭教師を派遣している業者（家庭教師センター）の料金相場です。

家庭教師が自宅を訪問して対面式で指導する「自宅訪問型」と、PCやスマホを使ってオンライン上（インターネット）で指導する「オンライン型」の2種類に分けて算出しました。

高額な教材を販売している業者は含まれていません。各教科毎に月額で教材費を設定している場合も年間では高額になるため含まれていません。

自宅訪問型について

中学受験の自宅訪問型家庭教師は、中学受験の専門かどうかや地域、あるいは受験する中学校の難易度によって料金の差が大きいです。

プロ家庭教師で1時間1万円の業者もあれば、同じプロでも1時間3,000円台という業者も多かったです。

業者が中学受験専門の場合、受験する中学校の難易度が高い場合、派遣エリアが都心部の場合、などが比較的料金が高い傾向にあります。

各社の金額は後半の一覧表で確認して下さい。

オンライン型につてい

オンライン家庭教師に関しては自宅にわざわざ家庭教師が行かなくていいため、その手間が省けた分、料金を安く設定している業者も多いです。

しかし全体的には自宅訪問型よりも若干高いという結果になりました。これは予想外の結果でした。

オンライン家庭教師はカメラやマイクなど機材の無料レンタルをしている業者も多いためその費用なども実質的に含まれているからかもしれません。

加えて、オンライン家庭教師は料金は安くしているものの、授業時間も60分ではなく40分や50分と短縮している業者もちらほら見受けられたので、60分計算にすると高くなってしまいます。なので料金の安さだけでなく授業時間もきちんと確認しましょう。

ただ、誤差の範囲内だと思うので、相場は自宅訪問型とほぼ同じと捉えて良いと思います。

今後はオンライン家庭教師（インターネット家庭教師）が増えてこれば、価格競争が激しくなって料金が安くなる可能性は高いと思います。

個人契約家庭教師の料金相場（全国平均+地域別）

個人契約の家庭教師の場合は学部も掲載されているため、高額になりやすい医学部生は一般の学生や社会人とは別で算出してあります。

沖縄に関しては基本的に家庭教師の数が少なく、中でも医学部生はかなり少ないため、相場と言えるほどの数値ではないかもしれません。また沖縄のプロ家庭教師に関しては情報を公開している先生はほとんど見つかからなかったため、相場が出せませんでした。

個人と派遣の料金相場を比較

先程の派遣業者に料金相場と比較してみて下さい。

派遣業者は料金に幅がありましたが、個人契約の場合は幅（「2,000～3,000円」など）を掲載していない人がほとんどだったので幅はありません。

やはり家庭教師は派遣業者よりも、個人契約の方が圧倒的に安いですよね。

費用面で見れば、個人契約の方が断然お得です。

しかしその分、デメリットも大きいのはご存知ですか？

料金は安いのに同じ質のサービスを提供してもらえる、なんてうまい話はありません。

次に「中学受験で個人契約の家庭教師を選んでも良いのか」について、派遣業者と個人契約の両方で家庭教師をしていた私の見解をお話します。

中学受験でも個人契約の家庭教師はおすすめ？

結論から言うと、中学受験だろうが大学受験だろうが基礎学力UPのためだろうが、基本的に家庭教師の個人契約はおすすめしません。

特に中学受験で難易度が高い場合は絶対におすすめしません。

おすすめしない理由を簡単に言うと、家庭教師の個人契約はトラブルが多く、またトラブルになった場合は更に悪化する可能性が高いからです。

家庭教師の個人契約のデメリットは以下の通りです。

ご家庭が直接、家庭教師とトラブルを解決しなければいけないので受験生にとっては時間の無駄ですし、余計なストレスをかけることになります。

トラブルが起きないように誠実に対応している個人契約の家庭教師も多いですが、信頼できるかどうかなんてある程度の期間、指導を受けてみないと分かりませんからね。

それに相性が合わない場合はまた一から新たな家庭教師を探さなければなりません。お金もかかります。しかもその新しい家庭教師と上手くいく保証もありません。

派遣業者ならトラブルも比較的起きにくく、起きても仲裁してくれます。

生徒との相性が合わなくても多くの業者が、すぐに無料で何度でも交代してくれます。

中学受験は受験という期日の決まった明確な目標があるわけですから、料金が安いというだけでその他の多くのデメリットを背負うのは賢い選択とは言えません。

合格からも遠ざかると個人的には思います。

個人契約の家庭教師は安いという大きな魅力がありますが、その他のデメリットが多すぎます。

なので私は基本的に個人契約はおすすめはしません。

私の場合はまず私自身がトラブルが起きないようにかなり注意を払っていました。また、依頼者も私の友人や知人から口コミを聞いたご家庭が多く、既にある程度信頼はあったので個人契約でもトラブルは起こりませんでした。

逆に派遣業者での紹介ではトラブルになった（典型的なモンスターファミリーに当たった）ことはありますが・・・。

家庭教師の個人契約のデメリット！おすすめしません！

家庭教師の個人契約は残念ながらデメリットがいっぱい。おすすめしません。元家庭教師が実体験を基に解説します。

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個人契約がおすすめできる場合

もし、お子さんが以下の状況であれば個人契約もおすすめできます。

要はサポートとして個人契約の家庭教師を使いたい場合、あるいは受験難易度が低い場合におすすめできるということです。

しかし金銭的に余裕があるなら、わざわざリスクを取ってまで個人契約を選ぶ必要は無いと思います。

合格を勝ち取るためにも、受験に集中できる派遣業者（センター）を利用することを強くおすすめします。

適正価格+手厚いサポートのおすすめ家庭教師業者

中学受験はその特殊性から高い料金設定になっていますが、しかし中にはご家庭の足元を見てかなり高額な料金を請求する業者もいます。

誠実に運営している派遣業者は料金も適正価格に留めています。

安すぎると自分たちが苦しむ一方なので遅かれ早かれ経営に息詰まりますし、高すぎればご家庭が無駄に苦しむだけで後々業者の評判も悪くなりますからね。

ネットが発達してきた昨今において、悪い口コミは以前よりもすぐに広まります。

なので派遣業者を選ぶ際は、業者もご家庭も両者が苦しまない適正な料金設定になっているところを選びましょう！

個人的におすすめなのは中学受験専門のプロ家庭教師のみ派遣してくれる家庭教師ドクターです。

ドクターは中学受験専門の個別指導塾として人気ですが、家庭教師も派遣しています。最近では新型コロナの影響もあり、オンライン授業も開始しています。

この業者は情報を何でも包み隠さず公開している点が好感が持てます。中学受験を真剣に考えている方は一見の価値はあると思います。

中学受験ドクター家庭教師の人気の理由

受験ドクターは中学受験専門の家庭教師です。大手進学塾の中でもトップクラスを担当していた優秀な人材ばかりです。名ばかりプロではなく、中学受験の指導経験と実績が豊富な講師が、家庭教師としてお子さんの為だけに授業をしてくれます。受験ドクターの指導ノウハウ、合格実績、料金など様々な視点で調査・分析しました。

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中学受験のプロ家庭教師は本当に全員がプロ？

中学受験に限ったことではありませんが、プロ家庭教師については正直、社会人ならプロとしている業者も多く、詳細は実際に指導してもらうまで分かりません。

ただし、中学受験専門のみしか指導していない業者や、中学受験専門の家庭教師採用を明記している業者は本物のプロ家庭教師である可能性は明記していない業者より高くなると思います。

プロ家庭教師かどうかを見抜く方法として以下の方法があります。

これらでも100％見抜けるわけではありませんし、本物のプロ家庭教師でもお子さんとの相性もあるので、やはり指導してもらうまでは実力は分かりません。

料金が高ければ高いほど優秀なプロ家庭教師が派遣してもらえる？

また、料金が高ければ高いほど、実力のあるプロ家庭教師を派遣してもらえるとは限りません。

かなり高額でも優秀なプロ家庭教師が派遣される事もあるでしょう。しかし多くの場合、高額な料金に見合った実力の家庭教師が派遣されることはないと個人的には考えています。

もちろん実力や実績がある家庭教師は料金も高くなっていきますが、限度があります。

何も知らない素人（ご家庭）の足元を見て、相場よりもかなり高く設定している業者も残念ながら存在します。

なので中学受験のプロ家庭教師でも5,000～8,000円という相場を参考にしながら、「なぜA社はそこまで高いのか？」という視点で費用の内訳を見て、それが納得できる内容ならそれで構いませんが、不明瞭ならきっぱり断りましょう！

最近ではネットが発達してきたおかげで、何にいくらかかるのか全ての料金を明瞭に表記している業者も増えてきました。

個人的にはそういった業者をおすすめします。

そうでない業者（明記せず問い合わせさせる業者）は私ならまず選択肢に入れません。

家庭教師派遣業者の料金や入会金、オンライン指導対応を比較

中学受験の家庭教師を派遣している業者を比較しやすいように表にしました。家庭教師の種類、指導料金、入会金、月会費、管理費、サポート費、オンライン授業の有無を比較してあります。

基本的に高額教材の販売をしていない業者を載せていますが、最終確認はご自身で行って下さい。

●注意事項

業者によって指導時間の範囲や最低限の月間回数、、キャンペーンなど内容は異なるので詳細は各業者のホームページで確認して下さい。

また情報は慎重かつ丁寧に調べて掲載していますが、内容を保証するものではありません。間違っていたり、見落としている可能性があります。最終的には業者に問い合わせて正確な情報を得てください。

以上、あなたのご家族、お子様が志望校に無事合格できることを祈っております。