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皆さんは「個別指導塾に通っていたけど成績が上がらなかった」なんて経験はありませんか?
あるいはそんな経験をした人が回りにいませんか?
そういう人たちは大きく分けて三通りあるということは前回お話ししましたね。
- 生徒が努力しなかったケース
- 個別指導塾の選び方が間違っていたケース
- 自分に何が必要か分かっていなかったケース
その中で今回お話しするのは「そもそも個別指導塾の選び方が間違っていたケース」です。
講師を大切にしない個別指導塾は選ぶな!
「そもそも個別指導塾の選び方が間違っていたケース」、これは塾側に問題があるのですが、その問題を見抜けずに入塾してしまったというケースです。
塾側の問題とは教育方針がなかったり、料金が高かったり、教室がうるさかったりと色々ありますが、最も大事なのは講師の問題です。
色々な問題はあっても講師がしっかり指導すれば生徒の成績は上がります。
(※初回でお話しした通り自分が努力するのが大前提です)
よく口コミでもあるように、個別指導塾自体の評判は悪くても教えてくれる先生が良いから辞めないという生徒も多いんです。実際、成績も上がっているという意見も多いです。
これはその先生の実力であって、その個別指導塾の実力ではありません。
しかし、そんな実力のある先生でも逃げてしまう個別指導塾というのが存在します。それは講師が頻繁に入れ替わる(辞めていく)個別指導塾です。
理由は簡単です。待遇があまりにも酷いからです。
個別指導塾の講師は家庭教師の時給の半額~3分の2程度です。そして実質強制的に授業の準備や書類の作成、授業後のミーティングへの参加などをさせられます。
そんなの先生なんだから当然でしょ!
と思うかもしれませんが、これって実はタダ働きなんです。全ての労働時間を時給に換算すると500円を切るなんてことは珍しくありません。
学校の先生や塾の正社員ならこのような指導以外の仕事の分も給料に入っていますが、アルバイト講師は入っていない個別指導塾も多いです。
消費者(=家庭)の「とにかく安いほうが良い!」という希望を受け入れ過ぎて、過度な価格競争によって起こってしまっている側面もあります。利用する側としては費用が安ければ安いほど良いというのは当然のことです。
しかしそこで「消費者に負担させると逃げられちゃうから、アルバイト講師をタダでこきつかえばいいや」なんて発想をしてしまう個別指導塾はナンセンスです。
アルバイト講師は学生講師がほとんどなのですが、彼らはこのお給料で学費を払ったり、生活費の足しにしているという学生も多いのです。だから待遇が悪ければ自分の生活が成り立たないので、いくら生徒のために続けたくても続けることができないんです。
これを無責任という人もいますが、それはあまりにもかわいそうです。もし自分がそんな立場だったら同じことが言えるでしょうか?
もし自分の子供が同じ状況でアルバイトしていたら同じことが言えるでしょうか?
講師の定着率(退職率)は最終的に生徒の成績に影響する
そういった講師を大切にしない個別指導塾は、毎月講師が入れ替わるなんてことも珍しくありません。
これが学校の先生ならどうですか?
子どもたちは勉強がどんどん進むと思いますか?
子ども達の勉強意欲がわくと思いますか?
勉強というものは正しい知識を入れていくことの繰り返しですが、そこには丈夫で流れの良いパイプが必要です。
つまり先生との信頼関係が強ければ強いほど生徒は心を開き、より勉強に打ち込むようになります。
これはどんなにクールな生徒でも、どんなに恥ずかしがりやの生徒でも、不良生徒でも心を開く先生というのは必ずいます。マッチングの問題なだけです。
この「信頼」という丈夫で流れの良いパイプを構築することが個別指導塾でも大切なのです。
しかし講師の待遇が悪いと講師はどんどん辞めていきますから、もし生徒が先生との信頼関係が上手く築けたと思っても、翌月には辞めてしまったなんてこともよくあるケースです。
個別指導塾を選ぶ際は「講師の定着率」にも着目して選ぶ事がとても非常に重要です。
個別指導塾をメインで通っていなくても講師の定着率は大事
進学塾の併用などのサブ的役割で個別指導塾を選ぶ際でも講師の入れ替わりが激しい個別指導塾はやめた方がいいです。
講師への悪影響は必ず生徒にも影響します。表面上は生徒思いの個別指導塾を装っていても、講師を大切にしない個別指導塾は生徒も大切にはしません。
同じ人間が運営しているので、一方を大切にして一方を軽視するなんて事はできません。できているように思えても所詮うわべだけです。人間の根本はそう簡単に変わりません。
次回は「自分に何が必要か分かっていなかったケース」についてお話したいと思います。
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